Sou Inoue インタビュー Ⅱ

【written by AO】

2024年2月10日のうつら10周年コンサートにおいて横笛を担当。うつらメンバーとして活動する一方、ドゥルパド奏者としてネパールに音楽学校を設立し、欧州やインドと、各国で活躍している井上想(Sou Inoue)をご紹介します。
うつらリーダー Kentaroとの対談を2部構成にてお届けしておりますが、今回はドゥルパドについて、またネパール生活について、和太鼓音楽とからめて聞いてみました。

Sou Inoue ドゥルパドに関するご案内

— うつらリーダーKentaroとの対談より 都内某所にて —

Kentaro
Souは海外生活がだいぶ長くなって、日本には ”帰ってきた” という感覚になっている、って前に言っていたけど、ネパールでは何を食べてるの? 前回の帰国した際には体調崩していたよね。食生活のせいだったのかな。

Sou
ネパールではカレーばっかりだよ。日本のカレーと違うところは、一食における具材はひとつ、というところ。ほうれん草のカレーとなれば、ほうれん草のみ。ミックスカレーみたいなものは、みたことないな。油いっぱいだし、甘いものをよく食べるから、皆さん小柄だけど痩せて太っていない、ということはないよ。
今、ネパール人が日本にいっぱいいるね。インド料理店で働いているのは、ほぼネパール人じゃないのかな。

Kentaro
皆さん、いい人だよね。日本語よく話してくれて、丁寧だし。
Souはネパールの音楽学校では全体で何人くらいの中で修行していのかな。

Sou
500人くらいかな。その中で、3人くらいが選ばれるんだよ。幼少から音楽に触れてきた生徒が集まる施設で本当にいっぱい練習と勉強をした。師匠からは歌については当初、Hopelessって言われたんだけどね。笑

Kentaro
すごいな。新しい歌の世界で相当な修行を積んだことがわかる。

Sou
和太鼓に対しては、一般的にいう勝手なイメージがあったりするよね、うつらの演奏は色々な意味でくつがえされていい。お客さんがいつもビックリしてるもん。

Kentaro
Souのやっているドゥルパドの音楽では、どんな人たちがお客さんとして来ているの?

Sou
最近の流行りのヨガやっている人とか、あとは電子音楽やっている人も興味があって来ているみたいだよ。

Kentaro
今回のうつらコンサート来てくれた友人が、同じ音をひたすらにループさせた太鼓音楽が聴きたいって言っていた。電子音楽でいえば、テクノとかかな。和太鼓では盆踊りなんかもずっと繰り返す音楽だけど、お客さんはそれを楽しみとして踊っているよね。不思議と通じるものがあるね。

Sou
うつらのコンサートにおいては「夢小町」がそれにあてはまるかな、トランスに近い。ずっと繰り返す音楽を聞いていて心地よい感じ。僕のドゥルパド演奏を聴きにくる人達も、そんな音楽を求めてきている感じなのだと思う。

Kentaro
そのドゥルパドを聴く人たちが求める、トランス状態となるような音楽。それを我々も追及する偶然、ってなんか面白い。自分の感覚でいいと思っている音楽を、あなたもきっとこれ好きでしょう?と、共感を投げかけられる状況は面白くていいな。

(「夢小町」より)

Sou
うつらはコンサートは終えたけど、まだ作り途中の曲もあるのかな。

Kentaro
そうだね、まだ温めている曲もあるよ。笛の原曲もできてきているし、何かが生まれる…ってMasahikoが頑張ってる。Daikiも曲をすでに作って持っているんだよ。

Sou
わぁ、楽しみだな、Daiki!Masahiko!
自分がずっとやってきた笛の音楽からは全く想像もつかないメロディーを彼らは作り出してくるからさ、いつも本当にビックリさせられて、面白いんだよ。

(Daiki)

(Masahiko)

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